随分古い(といっても、30年少しだが)小説だ。
名作と言われて一世を風靡した作品ということだ。
「シャドー81」
さすがに、それだけの評判の作品だけある。
読み応えたっぷり。
全く想像もつかない、ハイジャックを描く。
その、展開と計画の綿密さは、驚嘆するばかりだ。
「面白い」の一言で、闇雲に読み始めたが、最初のウチは、何の話か分からず
展開も一貫性がないため、途中で投げ出しそうになった。
まずは、物語の概要を知っておくことを進める。
この作品は「ハイジャック事件」を描いている。
それが念頭にあれば、初めから「何の話だ?」と路頭に迷うことはなくなる。
逆に、どうやって「ハイジャック」につながるんだ???、とワクワクで読めるはずだ。
概要を読まなかったことが悔やまれる。。。
ハイジャックは、物語の中盤に始まる。
その奇妙なハイジャック事件に、対応に迫られる人々は、後手に回るばかりだ。
事件の犯人は、プレイヤーの出方を計算しつくした上で、その先を行く。
とても常人では考えつかない、その展開と計画は、まるで雲上人のチェスを見るようだ。
名作は、歳をとらない。
いつまでも名作で在り続ける。
これは、非常に良い作品だったと思う。
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