2011年7月26日火曜日

蛇行する川のほとり

ひさびさの更新。
本を読むというのは、やはり優雅なことなんだろうね。。。

余裕がなければ、なかなかできない。

ましてや、環境やリズムの変化に、なかなか生活を合わせるのが困難な場合
かなり振り回されて、結果、本を読むという優雅な時を蝕まれてしまう。


結局、いいわけなんだけどね。


本屋大賞つながりを実践していたのに、ふと気がつくと
「恩田陸」という名前が、ボクの心を鷲掴みにしていた。
なぜかはわからない。
確かに、2005年の本屋大賞ではあるけど、全然チェックしていない作家さんだった。
なのに、本棚の前で「恩田陸」という名前が、目に飛び込んで、なかなか出て行かなかった。

これも出会いか。
目から離れない「恩田陸」に束縛され、なされるがまま手を伸ばして取った本は
「蛇行する川のほとり」


読んで、いきなり惹き込まれた。
いつも惹き込まれてばかりだ。
しかし、惹き込まれるというのはやはり幸せな体験なんだよね。。。

とにかく、本の中にググっと引っ張られるような感覚。
魂をつかまれたような気すらする。

恥ずかしくも、女性を見れば、下世話なコトしか考えられないくだらない男だからか。
女性の高貴な存在感に圧倒されるばかりだった。

楽しくも、なぜか自分自身を見つめる、というか半ば強制的に
客観視させられる一冊だった。
「恩田陸」
すげー作家さんだ。
もっと、いろんな作品を読んでみたい。

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